ひたすらアルコ&ピースと僕の話
僕は「アルコ&ピース」とゆう芸人が好きだ。
この芸人の凄い所、面白い所、伝説を話したいが、
たぶん、興味もないだろうと思うから
今回は1人の青少年が救われる話を。
僕がアルコ&ピースに出会ったのは小学生の頃。
爆笑レッドカーペットにでていた時。
ネタの発想が面白くて、次の日学校で友達に話した。
正確に言うと、それがアルコ&ピースかどーか
分からないが、たぶんアルコ&ピースだと思う。
それからアルコ&ピースの名前には反応し、
好きでよく見るようになった。
時は過ぎ、天久青年は高校生になった。
特に学校が楽しくなかったわけではないが、
いや、楽しくなかったのかもしれない。
3年間同じクラスなのに、
1年の2学期からクラスで浮き始めていた。
ただ、部活動がある。
野球は好きだった。野球部も好きだった。
でも、副部長から言われた暴言数ランキングが
ダントツで1位だった。
代表作「死ね」「邪魔だから野球辞めろ。」
僕はこの頃、あからさまに病んでいた。
そしてこの頃、小さいノートに日記を書いていたが、
クラスではそれを「天久のデスノート」と呼んでいた。
クラスメイトの悪口を書いていたのが原因だろう。
病んだ天久青年はそのまま大学生になる。
将来の夢とかも特に無く、1人で授業を受けて、
1人でご飯を食べる毎日が長々と続く。
おじさんばかりのバイト先では
深く関わろうとしなかったので友達もいない。
この時、太陽の光を浴びるのが辛かった。
暑いとかではなくて。
友達と笑いながら話す大学生と
1人下を向きながら歩いてる僕を同じスポットライトで照らしやがるから。
もう疲れた。
褒められるより怒られる方が多いし、
人生8割辛いことだし、
生きてて良かったなんて感じたことない。
特にやりたいこともないし、
やり残したこともない。後悔ゼロ。
今病室で生死を彷徨ってる人と代わりたい。
なんて思っていた。
そんな時に再び出会ったのが「アルコ&ピース」
彼らのラジオに出会った。
アルコ&ピースのオールナイトニッポン0
毎週木曜深夜3時〜5時まで。
沖縄では放送してなかったものの、
youtubeに上がってる違法アップロードされたものを
毎週欠かさずに聴いていた。
理解不能、意味不明、そもそも意味ナシなラジオ。
最高に面白かった。
平子さん、酒井さんの声が聞こえる時間が
最高に面白かった。
1週間の嫌なことが全て帳消しになるくらい
最高に面白かった。
聴き終わると来週が楽しみで楽しみで
1週間後のワクワクをエンジンにして動いていた。
そんな1週間のサイクルを何度も繰り返すうちに
気が狂い、自転車で日本全国行きたいとか
思うようになり、実際にやってしまった。
旅中で性格は明るくなった。
自分が無能だと認め、ちゃんと諦めがついた。
生きていて良かったと思えた。
やりたいことも出来た。今死んだら後悔する。
病院で生死を彷徨ってる人ごめんなさい。
僕ももっと生きたいです。
アルコ&ピースのオールナイトニッポン0は終了し、
新たに火曜日の深夜0時
アルコ&ピースD.C.garageがスタートした。
今回は沖縄もネットしているので
合法的に聴くことができる。
性格が明るくなった今でも
日に日にアルコ&ピースが大好きになっていってる。
アルコ&ピースの静止画を見るだけで
話す声や笑い声が聴こえてきて、1人で笑顔になる。
毎週火曜日は特別な日。
火曜の夜はバイトのシフトを入れずに
仮眠をして放送に備える。
そして深夜0時からは
アルコ&ピースと僕の3人だけの1時間が始まる。